青森市市民後見人養成研修(最終日)
1月末から始まった「青森市市民後見人養成研修」も、
修了式では、
昨日でついに最終日を迎えました・・・
今回はそのレポートです。
この日のプログラムは、
1.事例報告と検討①
2.事例報告と検討②
3.市民後見人像
4.修了式
でした。
まず、午前中に「事例報告と検討①」をグループワークで
行いました。
自分が後見人として選任されたという設定で、
報告書等の書き方も復習しながらの演習となりました。
受講生は「まず何が課題なのか」を整理し、
その後「解決するためにはどうすれば良いか」を
話し合いました。
用意された事例では、被後見人が「債務」を抱えていることや
年金を受給できないということ、家族にも後見人がついている等の設定があり、
後見人としてどのように取り組むべきかを意識しながらの演習となりました。
その後は「事例報告と検討②」を行いました。
①の事例とは異なり、
主に「身上監護」において課題のある事例でした。
どの施設が被後見人にあっているのか、
家族にどの程度協力してもらえるのか、
手術が必要になったら、医療同意する権限がない後見人はどうするのか・・・
午前中の「債務整理」とは、また一味ちがった演習となりました。
その後は、「市民後見人像」として、これまでの養成研修をふり返りながら、
自分が後見人となった時、どのように活動すべきかを発表していただきました。
「とても難しい研修だった」 「いつも頭がいっぱいになっていた」
「被後見人とのコミュニケーションをどうやってとるのかが不安」
「後見人は難しい、だからこそバックアップ体制が必要だと思う」
・・・等々、それぞれの感想を発表していただきましたが、
受講生の皆さんからは、研修が終わることへの寂しさや、
市民後見人として活動したいという熱意、
もっと勉強したいという意欲が感じられました。
最後に、この研修を修了した証として、
青森市から修了賞授与が行われました。
「障がい者や高齢者も、住み慣れた地域で安心して生活できるよう権利擁護に取り組んでいかなければならない」
「専門職だけでなく、地域のパートナーとして、市民後見人をはじめ、市民が活躍できるまちづくりをしていきましょう」
という言葉をいただきました。
8日間…いえ、8週間の研修、おつかれさまでした。
来年度はフォローアップ研修等でお会いしましょう