あおい森ねっとの活動報告

あおい森ねっとの活動報告です。

福祉と暮らしの勉強会④

こんにちは、あおい森ねっとです。

また遅くなりましたが・・・
今回は、先週の勉強会のレポートをします!

9月16日(金)午後7時から、弘前社会福祉センターにて、
「福祉と暮らしの勉強会」「成年後見人・支援者を支える勉強会」の
第4回目を開催いたしました。

まずは、アンケート結果です。ご覧ください。⇒「福祉と暮らしの勉強会」第4回目アンケート集計結果

この日のテーマは、
「入所施設の金銭管理のリスク~実際のケースから~」でした。

講師は山口最史弁護士(弁護士法人北国の虹 舘田法律事務所)です。

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山口弁護士からは、まず、
施設の金銭管理のあり方、金銭管理の方法、
本人の判断能力について、年金の管理、
死亡した場合のことについて、
講義していただきました。




施設が利用者の現金等を預かって管理するということは、
利用者の判断能力やその程度により、「契約」のもとで行われなければなりません。

しかし、現在施設に入所する場合には、利用者本人との契約ではなく、
その家族との契約が行われることが多いという背景があります。

利用者本人の意思が確認できる場合には、家族との契約も有効になり得ますが、
本人の意思が確認できない、判断能力がないようであれば、
家族が契約しても無効であり、成年後見制度の利用が行われなければなりません。

その後は事例検討を行い、
施設で金銭管理がされていた事例をとりあげました。

日用品の購入や飲食代等、おこづかいの話から、
利用者本人の年金の管理等、幅広い事例検討となりました。


アンケートにもあったように、施設が金銭管理をすることのリスクについて、
検討する良い機会になったのではないかと思います。

また、それによって権利擁護についても、
考える機会になり、とても有意義な勉強会となりました



次回の勉強会は、10月21日(金)午後7時~、弘前社会福祉センターで開催します。

テーマは「福祉職・成年後見にに必要な税の知識」です。
講師は竹内悠子税理士です。

お申込み・詳細については、
おい森ねっとのホームページをご覧ください。⇒あおい森ねっとホームページ