成年後見制度に関する研修会(最終日)
こんにちは、あおい森ねっとです
すっかり年が明けてしまいましたが
今年もよろしくお願いいたします。
さて、今回は、先日開催した
「成年後見制度に関する研修会」の最終日の様子を
リポートしていきます。
「成年後見制度に関する研修会」の第4回目(最終回)を開催いたしました。
これまでの3日間と同様に、午前から開催する予定でしたが、
懇親会をやろうという話になり、日程変更をいたしました
突然の変更にも関わらず、
この日は19名の方々が参加してくださいました
この日の内容は、
①財産管理の実務
②身上監護の実務
③終了事務と死後の対応
以上の3コマでした。
どのように被後見人の生活を立て直していくかを、グループになって考えました。
↑研修の様子↑
①財産管理の実務 では、
グループで話し合った後、家庭裁判所に提出する初回報告書や、
財産目録などの書類について学びました。
参加者のみなさんからは、
「成年被後見人等(本人)の財産・資産はどのように調査するのか」
「もし新たに財産や資産がわかったらどうするのか」といった質問があがりました。
②身上監護の実務 では、
要介護度の重い本人が「家で生活したい」という意思がある場合、
施設や病院へ入所・入院させることに対する葛藤があることを学びました。
これまで、第2回や第3回で「意思決定支援」を学びましたが、
「家に帰りたい」「家で生活したい」という本人の気持ちに対して、
本人の安全な生活のために施設に入所するという事実があることを
知る機会となりました。
③終了事務と死後の対応 では、
終了の報告書や終了の登記の方法などの流れについて、
また、葬儀についても学びました。
本人の死後、本人のお寺やお墓はどこなのか、
葬儀に来てくれる家族や親族はいるのか、
相続人はいるのか、等々の問題が発生します。
後見人等に就任した後は、本人と関わっていく中で、
少しずつ本人のことがわかっていきますが、
お寺やお墓のこと、家族についてもそのひとつです。
本人とコミュニケーションをとりながら、こういったことも含めて、
少しずつ本人のことを知っていき、
充実した生活を送ってもらいたいですね
今回のアンケート集計結果はコチラ⇒「成年後見制度に関する研修会」(最終日)集計結果
今回の研修の参加者のみなさんは、
市民後見人養成研修を受講された方、障害者や高齢者の分野で活躍する福祉関係者、
今回初めて「成年後見制度」に触れた方など、様々な方々でした。
みなさんと一緒に研修に参加しながら、
お互いに支え合いながら、本人を支えていく社会を
つくっていけたらいいなと思いました。
これで、すべての日程が終了いたしました。
参加いただいた方々、本当にありがとうございました
それでは、また更新いたします。